続・カンボジアの将来的な電力不足の解消に向けて。シアヌークビルで、日本とアメリカの技術を使用した新しい石炭火力発電所が完成間近です。


【続・カンボジアの将来的な電力不足の解消に向けて
シアヌークビルで日本とアメリカの技術を使用した新しい石炭火力発電所が完成間近です】 

この石炭火力発電所の建設費は約6億ドルで、建設期間は約2年です。
発電所にはアメリカのGEと、日本の東芝の技術が使われたもので、約150MWの発電が可能です。

2019年9月に稼働予定です。
この発電所の稼働で、シアヌークビルの工場や病院、商業施設、住宅などへの安定的な電力供給が維持できることになりました。

出典:Wikipedia

火力発電所とはどういったものかわかりますか?

漢字のままですが、火力とは「何か」を燃やして発電するための力を作ります。

例えば
石油発電所であれば石油(重油)を燃やして発電します。
内燃力発電所であれば軽油を燃やして発電します。
天然ガス発電所であれば天然ガスです。

それですので石炭発電所は石炭を燃やして発電するわけです。

石炭火力発電所   出典:Wikipedia

石炭発電所というものを想像してみたとき、どんな光景を思い出しますか?

昭和の高度成長期は、工場や発電所の煙突から煙をモクモクさせているようなイメージがありますし、石炭で動くといえば蒸気機関車のイメージも強いし、なんか今の時代に石炭で発電させるってどうなのよ?
と思ってしまうかもしれません。

しかし、先進国と言われる国ではいまだに石炭発電が使われていますし、じつは日本でも今だに石炭発電はメジャーなのです。

なぜ今の時代に石炭を使うのか?
 
その答えの一つが輸入エネルギーの分散化です。

日本はご存知の通り輸入大国です。
そのため燃やすためのエネルギーもほとんど輸入しています。

もし石油だけで発電していた場合、石油輸出国に何かが起こり輸入ができなくなってしまったらどうなるでしょうか?
(オイルショックなど)

石油発電所の燃料がなくなるということは、発電ができませんので全国各地で停電が起こります。
そうなると経済活動がストップし、ビジネスや生活に大きな支障をきたすことになります。

そうならないためにも、いろいろなエネルギーを使った発電所が必要なのですね。

いかにも環境に悪そうな石炭火力発電所ですが、最近の技術では、旧型に比べて有害物質が90%カットされて、かなり環境に配慮されているようです。

新興国と呼ばれる場所では石炭発電所が主流なのですが、それはなぜなのでしょうか?

新興国では、経済発展が著しいため、消費電力に対しての発電量が追いつかないことが多いです。
(1日数時間も停電するのが当たり前な国も多いです)
それは発電所を建設する資金が少ないために、どうしても後回しになってしまうからです。
(ODAなど開発援助頼み)
最近のカンボジアやベトナムがそんな感じですね。

そうなると
建設コストをなるべくおさえたい。
 +
発電エネルギーのコストもおさえたい。
 ⇓ それが
130年以上の歴史がある石炭火力発電所の建設です。
(世界初はエジソンが作ったみたいですよ。)

エネルギーを石炭にするということのメリットは 
 ⇓
石炭の入手コストが安い。
 +
誰にでも簡単に手に入れられる。
 ⇓
【安価】で【安定的】で【大きな電力を作れる】
ということなんです。

国の発展に欠かせない発電所ですが、石炭を燃やすことで温室効果ガスの排出量の問題はありますので、そこは日本のクリーンな発電所を世界に送り出していってほしいですね。


将来的な電力不足の解消に向けて、新しい水力発電所☓1箇所と、太陽光発電所☓2箇所の建設プロジェクトが決まりました。

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