カンボジア経済の発展による電力消費量の増加と水不足による発電量低下で電力不足がおこっています。


前回の投稿でインフラ整備の重要性をお話してきました。

ベトナムでも日本のODAによる地下鉄事業が進んでいます。(ベトナム、カンボジア編)

急成長する都市と電力問題に悩むカンボジア。

経済成長著しいカンボジアでは、毎年の電力使用量が増加しています。

たとえば2018年は2,650MWを発電しましたが、これは2017年と比べると約15%も増加していることになります。

しかし、カンボジア国内の発電量がだけでは不十分なため、タイやベトナム、ラオスから約450MWの電力を輸入していました。

カンボジアの電気代は高いといわれていますが、こういった輸入電力量が多いということが電気料金を上げているのがわかると思います。

そのような電力不足問題をカンボジアは抱えているわけですが、2019年も厳しい年となりそうです。

ここ最近の東南アジアでの干ばつによる水不足が原因で、主力である水力発電による発電量の低下がおこっており、約400MWの電力不足になっています。

ちなみに水力発電所による発電量は、2018年のカンボジア全発電量2,650MWのうち約半分の1,330MWを占めています。 

電力を必要とする場所には非常発電機の設置も。

また、雨季の7月ごろまで貯水量の増加は見込めないため、カンボジアでは広範囲での断続的な計画停電を実施すると政府より発表がありました。
病院や公共機関、浄水施設には、大型の発電機を設置させるなどの緊急措置をとるとしてます。

計画停電をなくすためにも、早急な電力の確保が必要になっていることがわかりますね。

パワーシップの導入で電力不足の解消なるか?

そこで浮上してきたのがトルコにあるパワーシップ(発電船)の配備です。
火力発電式とLNG(天然ガス)式の2タイプの発電方式があり、約300MWの電力を洋上から陸上へ送電可能です。

このパワーシップを導入することで、一時的に電力不足を解消させるのが狙いですが、パワーシップの使用料や使用期間など、トルコ大使館とはまだ話し合いの段階のようです。

このパワーシップの他にも、タイから80MW、ラオスから10MWの購入が決まっています。

まだまだ電力輸入は必要な状況で、カンボジア政府も発電所設置計画や工事を急ピッチですすめていますが、しばらくは電力不足の問題から逃げられそうにありませんね。

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