なぜ、ラグジュアリーホテルが、カンボジアのような新興国に進出しようとするのか?


なぜ、ラグジュアリーホテルが、カンボジアのような新興国へ進出しようとするのか?

それは
①外国人観光客が増加している
②国内の富の拡大が進んでいる
からだと言えます。

1.外国人観光客の増加による進出

これはわかりやすいですね。アンコールワットに来る外国人観光客が毎年増え続けていることで、シェムリアップには多くのホテル企業が進出しています。外資系ホテルであれば、サービスや設備、セキュリティーなど信頼性の高さが利用者に浸透しています。行ったことがない国でも、そのホテル系であれば、いつもの高品質なサービスを受けられることが分かっているので観光客も安心です。 

2.国内の富の拡大

国内の富の拡大によるものとは、どういうものでしょうか?

これは
・国の経済発展とともに
・国民の所得が上がり
・消費活動が活発
になってくることです。

3.消費活動が活発になるとは?

たとえば
 ・自宅に液晶テレビ、スマートフォン、冷蔵庫、洗濯機、エアコンを買い揃える。
 ・おしゃれな洋服や靴、カバンを購入する。
 ・自家用の自動車を購入する。
 ・レストランで外食する。

つまり「贅沢品の購入」「自分へのご褒美」的なものへの消費が増えてくるということです。

4.付加価値の追求とは?

消費が増えてくると、つぎに起こってくるのが付加価値の追求です。
 ・品質
  (良い生地を使った服やカバン、安全で美味しい食材)
 ・性能
  (より性能の良いスマホ、大きくキレイな画面の液晶テレビ)
 ・サービス
  (非日常を味わえる体験、セレブ感)
 ・高級志向
  (高級ブランド品、高級レストラン、高級ホテル)

簡単に書いてみると、こんな感じではないでしょうか?

高度成長していた日本も同じ道を辿ってきていますので、わかりやすくないですか?
カンボジアを含めた東南アジアでは、こういったことが起きてきてます。中国もそうですね。

いまの日本では、どちらかといえばユニクロや無印など安くて良いものに変わってきているように感じます。
最近のビジネスホテルも、アパホテルやスーパーホテルなど、安いけど快適なところが増えています。
コンビニのコーヒーも安くて美味しいですね。

話を戻しますと
この「高級志向」「サービス」というところがラグジュアリーホテルに関わってきます。

「高級志向」は、ホテルの建物(高い天井、広い客室、おしゃれなレストラン、バー)や設備(ベッド、家具、プール、ジム)などハード面にあたるものです。
しかし、このハード面というのは、どんなに良いものを揃えても、他のラグジュアリーホテルとあまり差をつけられない部分になります。

そこで力を入れているのがソフト面です。
ライバルホテルとは違う「ハイクオリティなサービス」差別化をはかっています。
また、宿泊客はそういった「ハイクオリティなサービス」を受けられることを知っているからこそ、リピーターとなっているといえます。

カンボジアでは、外国人旅行客が増加していることと、国民所得が増えてきているため、ラグジュアリーホテルが多く進出してきているということをお伝えしてきました。
中所得者以上の人も増えてきて、自分のご褒美としてラグジュアリーホテルに宿泊するという機会が増えてきました。
ホテル側も自社のハイクオリティサービスを知ってもらうことで、リピーターになってもらったり、将来的にその宿泊客が外国へ旅行に行ったとき、その系列ホテルに泊まってもらうための布石だとも考えられますね。

まだまだラグジュアリーホテルの数は少ないカンボジアですが、ここ数年のホテル建設ラッシュを足がかりに、さらに増えていくことも予想されます。

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