カンボジアの物流量や外国人観光客が増加していくなかで、国内の輸送網を整備するための暫定マスタープランの草案がカンボジア政府により承認されました。このマスタープランで、カンボジアが近い将来どのようになるのか考えてみました。

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カンボジアの物流量や外国人観光客が増加していくなかで、国内の輸送網を整備するための暫定マスタープランの草案がカンボジア政府により承認されました。このマスタープランで、カンボジアが近い将来どのようになるのか考えてみました。

 

どんな国や都市でも発展していくために開発を行うことは必要です。

しかし、闇雲に開発するだけでは理想とする発展を手に入れることはできません。

 

かなり極端な開発を例にしてしまうと、

住宅地のとなりに大きな空き地がある場合、そこに住んでいる住民関係なしに空港や発電所を建設してしまったり、都市郊外にベッドタウンや経済特区をつくったにもかかわらず、その郊外まで続く道路がなかったり、高いビル群のある商業地域にもかかわらず電力や上下水道などのライフラインの供給が不足してしまうなど、都市としては大きくなっていきますが、社会秩序のまったくない開発になってしまいます。

 

そういったことから、

やはり現在の環境にあわせた商業地、住宅地、工業地、経済特区などの区分けをおこなったり、都市間をつなぐ幹線道路や鉄道、水路などの交通網を整備するなど、次世代を見据えた計画というものを作ることがとても大事です。

その開発計画のことをマスタープランといい、そのマスタープランをもとに政府は中長期的な開発を行っています。

日本の提案するカンボジアの高速道路建設計画

出典:JICA

 

 

カンボジアの首都プノンペンの都市開発マスタープランも、2013年ごろよりカンボジア政府とJICAが協力して作成し、現在はそのプランをもとに都市開発が行われています。

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プノンペンマスタープラン

 

 

2020年に入ってカンボジア政府は、新しく「インターモーダル輸送と物流の接続性に関する暫定マスタープラン」の草案を承認しました。

 

インターモーダル輸送とは?

輸送したいコンテナを、トラック、鉄道、船舶、航空機など、複数の最適な輸送手段を組み合わせることで輸送日数が大幅に短縮できたり、輸送拠点と利用者の増加にともない輸送コストも削減されるなど、物流システムを大きく変えて、成長が期待できるサービスです。

インターモーダル輸送 物流

出典:日立物流

 

じつはこの「インターモーダル輸送と物流の接続性に関するマスタープラン」も、2018年9月よりカンボジア政府とJICAが協力して作成したものだそうですよ。

カンボジアにおいてJICAは、道路や橋、港の開発だけでなくマスタープランの作成にも大きく関わっていることがわかりますね。

 

このマスタープランにはカンボジア国内だけでなく、ベトナムやタイなどの隣接国をつなぐ物流ルートの改善も含まれており、これによってカンボジアの物流コストや時間の削減され国際競争力が高くなりますので、カンボジアに外国企業からの投資をさらに誘致することが可能となります。

また、ベトナムやタイから来るおもな観光客の移動手段は飛行機でしたが、これからは陸路をつかった観光バスや鉄道、メコン川を使った観光船、深海港をつかった大型客船など、さまざまな移動手段と料金から選ぶことが可能になります。

 

この暫定のマスタープランは2020年6月までに完了する予定です。

 

 

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